家庭菜園における「害虫」と「益虫」について

家庭菜園の厄介者『害虫』

家庭菜園で厄介な問題なのが、作物に被害を与える「害虫」の存在です。
作物の養分を奪って生育を悪くさせたり、葉を直接食べてしまったり、病気を誘発させて作物を枯らせてしまったり・・・
害虫によって作物の好みや被害は様々です。
最初は小さな被害でも、放っておくと畑全体に深刻な被害を受けてしまう場合もあるため、害虫対策はしっかりと行いたいところです。

▼よくみる害虫とその対策(50音順)

アオムシ
アブラムシ
ウリハムシ
カイガラムシ
カメムシ
コガネムシ(幼虫)
コナジラミ
センチュウ類
テントウムシダマシ(ニジュウヤホシテントウ)
ハダニ

悪い虫ばかりではない!『益虫』の存在

もちろん、家庭菜園に発生する虫のすべてが害虫というわけではありません。
中には、特定の害虫の駆除に効果があったり、土壌をよくして作物の生育を助けたりと、良い効果をもたらす『益虫』と呼ばれる虫もいます。

▼ポピュラーな益虫(50音順)

アブラバチ
カゲロウ
カマキリ
キセイバチ
クモ
テントウムシ
トンボ
ヒラタアブ
ミツバチ
ミミズ

『害虫・益虫』と上手に付き合っていこう

「害虫は駆除、益虫は放置!」とそんな単純なものであればいいのですが、なかなかそうもいきません。
害虫駆除のための農薬が他の益虫にも作用したり、益虫が飛来するころには既に大きな被害を受けていたり、益虫が繁殖しすぎて今度は違う生き物を呼び寄せたり。
大切なのは、異変がないか畑・作物を観察し、適切な対応を取り、しっかりとバランスを保っていくことではないでしょうか。