特徴
夏野菜の代表格「トマト」。品種も豊富で、味の好みや育てやすさなどで選ぶのもよいでしょう。
日当たりの良い場所を好みます。
カロテン、ビタミンC、ビタミンB6、リコピン、ルチン、鉄などの栄養が豊富で、「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれるほどです。
- 育てやすさ
- ★★★★☆(やや簡単)
- 収穫量目安
- 1株20~25個
- 生育適温
- 20~30度
- 畝幅
- 60~70cm
- 株間
- 45~50cm
栽培のポイント
トマトはナス科なので、同じくナス科のナス、ピーマン、ジャガイモなどの野菜との連作を避けます。日当たり、水はけの良い畑で栽培し、わき目かき、誘引、追肥を行います。
栽培カレンダー
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育て方
1植えつけ
4月下旬~5月中旬①畝を立て、マルチを張ります。
②マルチに穴をあけ、苗のポットより一回り大きな植え穴を掘ります。
③植え穴にたっぷりと水を注ぎます。
④水が引いたら、苗をポットから抜き、植え穴にいれます。
※トマトは花が同じ向きに咲いて着果するので、花の向きを通路側にして植えつけると管理・収穫がしやすくなります
⑤株元に土を寄せ、軽く手で押さえます。
2支柱立て・誘引
植えつけ直後①苗から10cm程度はなれた外側に支柱を差し込みます。(20~30cm)
②第一花房の下の葉の付け根にヒモを掛け、軽く2~3回ねじってから支柱に結び付けます。
3わき芽かき・誘引
わき芽がでてから週1回①花房の下の葉の付け根にわき芽が伸びだしたら、手でつまんで折り取ります。
②伸びた茎を支柱に誘引します。
※花房の付近は避けてください
4追肥・土寄せ
5月下旬~7月下旬①マルチのすそをめくり、化成肥料を1㎡あたり30gまきます。
②軽く土を耕しながら畝に寄せ、マルチを元に戻します。
③以降、2週間に1回程度、①~②を行います。
5収穫
7月上旬~8月下旬①真っ赤に熟したら収穫適期。トマトの糖度が高い麻に収穫します。
②収穫後にトマトを傷つけないよう、軸を短く切ります。
わき芽をさし木して苗が作れる
芽かきの際に取った元気のよいわき芽は、ポットにさし木すると2~3週間で植えつけ可能な苗になります。熟したトマトは雨に当たると裂果する
熟したトマトは、雨に当たると実が水分を吸って膨張し、皮にひび割れができてしまいます。味に変化はありませんが、気になる人は雨よけを用意するとよいでしょう。
害虫
アブラムシコナジラミ類
病気
疫病葉かび病
うどんこ病
尻腐れ病