特徴
日本の夏の風物詩として欠かせない「エダマメ」。エダマメは中国産のダイズの若い豆のことで、ビタミンやたんぱく質などが豊富。
「ビアフレンド」なんて品種があるぐらい、茹でたての枝豆はビールによく合います。
- 育てやすさ
- ★★★☆☆(普通)
- 収穫量目安
- 1株20~25個
- 発芽温度
- 25~30度
- 生育適温
- 20~25度
- 畝幅
- 40~50cm
- 株間
- 20~30cm
栽培のポイント
マメ科の野菜は根粒菌と共生するため、空気中の窒素を取り込んでいきます。そのため、化成肥料は通常の半分の量で大丈夫です。
やり過ぎてしまうと葉ばかり茂って実つきが悪くなるのでご注意ください。
また、直まきは鳥の被害に遭いやすいので、ポットで育苗してから植えつけると初心者は安心です。
栽培カレンダー
直まきポットまき
※クリックすると拡大
育て方
1種まき
4月中旬~5月上旬①ポットに土を入れ、指で3箇所穴をあけます。
※深さは第1関節ぐらい
②穴に種を1粒ずつまきます。
③上に土をかぶせて軽く押さえ、たっぷりと水を与えます。
直まきの場合は、上記手順を畝で行ってください。
2植え付け
種まきの17~20日後①初双葉がでたら、生育の悪い苗を1本間引いておきます。
②畝をたて、マルチングします。
③マルチ・土に植え穴をあけ、植え穴にたっぷりと水を注ぎます。
④ポットから苗を外し、そっと穴に入れます。
⑤土を根元に寄せ、手で軽く押さえます。
3追肥・土寄せ
種まきの40~50日後①花が咲いたら株元に化成肥料を5g(ひとつまみ)追肥します。
直まきの場合は1㎡あたり30gを畝の片側の肩に追肥し、軽く土をよせておきます。
4収穫
サヤを押すと豆が飛び出すぐらいになったら①根ごと引き抜くか、熟したサヤを少しずつ摘み取って収穫します。
カメムシに要注意
エダマメの花が咲く頃になるとカメムシが発生します。カメムシは小さな豆を吸汁してしまいます。
被害に遭うと実が太らずにサヤだけが大きくなってしまうので、薬剤で防除するか、寒冷紗をトンネルがけするのがよいでしょう。
おいしい時期は短い
エダマメのおいしい時期はわずか3日程度といわれています。収穫時期はできるだけ毎日サヤの太り具合を確認し、おいしい時に収穫しましょう。
害虫
カメムシマメシンクイガ
アブラムシ
ハスモンヨトウ
病気
紫斑病べと病
たんそ病
モザイク病