特徴
カロテンなどの栄養が豊富な野菜「カボチャ」。栄養価の高さは野菜の中でもトップクラス。
西洋カボチャ、日本カボチャ、ペポカボチャがメジャーですが、果肉が粉質でほくほくした西洋カボチャが主流になっています。
うるが大きく広がる性質があり、狭い場所では栽培しづらい野菜です。
場所が狭い場合は、支柱を立てて栽培できるミニカボチャがオススメです。
- 育てやすさ
- ★★★★☆(やや簡単)
- 収穫量目安
- 1株6~8個
- 生育適温
- 20~28度
- 畝幅
- 60cm
栽培のポイント
ウリ科野菜との連作を避け、つるが広がりやすいので周囲の野菜との距離を取るとよいです。1つの畝に1つの苗、畝間は1m程度とっておくと安心です。
肥料分が多いと窒素過多で「つるボケ」になり、受粉しにくくなってしまいます。
化成肥料は控えめにし、人工授粉で確実に着果させましょう。
栽培カレンダー
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育て方
1植えつけ
4月下旬~5月中旬①畝を立て、マルチを張ります。
②マルチに穴をあけ、苗のポットより一回り大きな植え穴を掘ります。
③植え穴にたっぷりと水を注ぎます。
④水が引いたら、苗をポットから抜き、植え穴にいれます。
⑤株元に土を寄せ、軽く手で押さえます。
2整枝
つるが伸びてきたら①つるが伸びてきたら整枝します。親づると子づるの生育がよいものを合計3本ほどにします。
3人工授粉
雄花が開花した当日の早朝①雌花が開花した当日の早朝、雄花の花粉を雌花の柱頭につけて人口受粉させます。
4追肥
果実が握りこぶし大になったら①マルチのすそをめくり、化成肥料を1㎡あたり30gまきます。
②軽く土を耕しながら畝に寄せ、マルチを元に戻します。
5収穫
開花後40~50日程度①ヘタの部分がコルク化したら収穫適期です。ヘタを切り取って収穫します。
②4~5日ほど風通しのよい場所で乾燥させます。
追熟させると甘くなる
カボチャのデンプンは、収穫直後から糖分にかわり、約3ヵ月後まで上昇しつづけます。2~3週間後までは上昇速度も早いので、収穫から1ヶ月後ぐらいからが甘みが増して食べごろになります。
害虫
アブラムシウリハムシ