ピーマンの育て方

特徴

暑さに強い夏の定番「ピーマン」暑さに強い夏の定番「ピーマン」。
ピーマンはトウガラシの仲間で、「甘トウガラシ」とも呼ばれます。
熱帯地域がふるさとの野菜で、高湿性で暑さに強い特徴があります。
夏はもちろん、秋まで収穫できる夏野菜の優等生的存在です。
日当たり、水はけのよい土を好み、病害虫も少なく育てやすい野菜です。
育てやすさ
★★★★☆(やや簡単)
収穫量目安
1株55~60個
生育適温
25~27度
畝幅
60cm
株間
45~50cm

栽培のポイント

ナス科の野菜との連作を避け、ゴールデンウィーク頃に植えつけます。
栽培が長期間になるので、追肥・土寄せをこまめに行います。
最初についた実を早めに収穫すると、株が充実し、長く収穫できるようになります。

栽培カレンダー

ピーマンの栽培スケジュール
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育て方

植えつけ

4月下旬~5月中旬

①畝を立て、マルチを張ります。
②マルチに穴をあけ、苗のポットより一回り大きな植え穴を掘ります。
③植え穴にたっぷりと水を注ぎます。
④水が引いたら、苗をポットから抜き、植え穴にいれます。
※トマトは花が同じ向きに咲いて着果するので、花の向きを通路側にして植えつけると管理・収穫がしやすくなります
⑤株元に土を寄せ、軽く手で押さえます。

支柱立て・誘引

植えつけ直後

①苗から10cm程度はなれた外側に150cmの支柱を差し込みます。
②第一花房の下の葉の付け根にヒモを掛け、軽く2~3回ねじってから支柱に結び付けます。

整枝

5月下旬~6月下旬

①元気のよいわき芽を2本残し、下のわき芽をハサミなどで取り除きます。
②残したわき芽2本が枝として成長したら、枝に沿わせるように支柱を斜めに立てます。
この際、はじめに立てた支柱と後から立てた支柱をヒモで結んで固定します。

追肥・土寄せ

植え付けの1ヵ月後から、2週間に1回

①マルチのすそをめくり、化成肥料を1㎡あたり30gまきます。
②軽く土を耕しながら畝に寄せ、マルチを元に戻します。
③以降、2週間に1回程度、①~②を行います。

収穫

6月上旬~10月中旬

①少し小さいかな、ぐらいが収穫適期です。
※未熟果を収穫する理由は後述する「長期栽培のコツは若どり」を参照
②枝が折れやすいので、軸の部分をハサミで丁寧に切り収穫します。

長期栽培のコツは若どり

ピーマンは暑さ・寒さに強く、6月から10月まで長く収穫することができます。
収穫適期は中果種のピーマンで開花後15~20日、6~7cmです。
未熟果ですが、これを取り続けることで長くたくさん収穫することができます。
また、定期的な追肥も忘れないようにしましょう。

害虫

アブラムシ
ハダニ

病気

モザイク病
うどんこ病