特徴
夏野菜の定番「ナス」。高温多湿に強く、育てやすいのが特徴です。
ポリフェノールの一種であるナスニンを多く含み、夏の健康野菜としても優秀です。
米ナス、加茂なす、白ナスなど多彩な品種があり、様々な色や形、食味を楽しめます。
- 育てやすさ
- ★★★★☆(やや簡単)
- 収穫量目安
- 中長:1株30~40個
大型:1株7~8個 - 生育適温
- 23~28度
- 畝幅
- 60cm
- 株間
- 60cm
栽培のポイント
ナス科野菜の連作を避け、接木苗を利用するとよいでしょう。栽培が長期間になるので、堆肥をたっぷり入れ、追肥・土寄せはこまめに。
梅雨明け以降は乾燥を防ぐために敷きワラなどをし、夕方にたっぷりと水を与えます。
栽培カレンダー
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育て方
1植えつけ
4月下旬~5月中旬①畝を立て、マルチを張ります。
②マルチに穴をあけ、苗のポットより一回り大きな植え穴を掘ります。
③植え穴にたっぷりと水を注ぎます。
④水が引いたら、苗をポットから抜き、植え穴にいれます。
⑤株元に土を寄せ、軽く手で押さえます。
2支柱立て・誘引
植えつけ直後①苗から10cm程度はなれた外側に支柱を差し込みます。(20~30cm)
②茎にヒモを掛け、軽く2~3回ねじってから支柱に結び付けます。
3整枝
6月上旬・中旬①元気のよいわき芽を2本残し、下のわき芽をハサミなどで取り除きます。
②残したわき芽2本が枝として成長したら、枝に沿わせるように支柱を斜めに立てます。
この際、はじめに立てた支柱と後から立てた支柱をヒモで結んで固定します。
4追肥・土寄せ
植え付けの1ヶ月後から、2週間に1回①マルチのすそをめくり、化成肥料を1㎡あたり30gまきます。
②軽く土を耕しながら畝に寄せ、マルチを元に戻します。
③以降、2週間に1回程度、①~②を行います。
5収穫
6月上旬~①中長ナスは10~12cm、長ナスは20~35cmになったら収穫適期です。
②ヘタの上をハサミで切り、収穫します。
6更新剪定
7月下旬~8月上旬①秋ナスを収穫するために、すべての枝を1/2~2/3の長さに剪定します。
②株から30cm程度の周囲をスコップでぐるりと根切りします。
③根切りしたあたりに化成肥料を30g追肥します。
見た目は少し寂しくなりますが、また伸びてきて約1ヶ月ほどで秋ナスが収穫できます。
夏は敷きワラ&夕方の水やり
ナスは水を好む野菜で、乾燥が続く梅雨明けから真夏はワラや干し草などを敷いて乾燥を防いであげましょう。また、夕方にたっぷり水を与え、葉や葉裏にもシャワーのようにかけてあげるとアブラムシなどを防ぐことができます。
害虫
アブラムシハダニ
病気
うどんこ病青枯病