特徴
家庭菜園の人気野菜「ジャガイモ」。ここ数年で品種も増え、さらに育てる楽しみが増しました。
涼しい気候を好み、日本では春と秋の2回に渡って栽培することができます。
初心者でも失敗が少ないのも人気の理由です。
- 育てやすさ
 - ★★★★★(簡単)
 - 収穫量目安
 - 1株5~6個
 - 発芽温度
 - 15~20度
 - 生育適温
 - 15~24度
 - 畝幅
 - 60cm
 - 株間
 - 30cm
 
栽培のポイント
植え付け後の芽かきをすることで芋を大きく育てます。芋が太りはじめたら土寄せし、子芋が地上に出ないようにします。
また、ジャガイモは実はナス科の野菜なので、ナスやトマトなどとの連作を避けます。
栽培カレンダー
春作

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秋作

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育て方
1植えつけ
春作:2月下旬~4月上旬秋作:8月下旬~9月上旬
①タネイモの芽を確認し、1片2~4個程度の芽をつけるように包丁でタネイモを切り、日陰で切り口を乾かしておきます。
②畑に幅60cmほどの畝を作ります。
③畝の中央に深さ15cmほどの溝を掘ります。
④タネイモの切り口を下にして、30cm間隔で溝に並べていきます。
⑤イモの間に堆肥を移植ゴテ1杯、化成肥料を約30gまきます。
イモと肥料の植えに土を7~8cmかぶせ、土の表面を平らにならします。
2芽かき・追肥・土寄せ
春作:4月中旬~5月中旬秋作:9月中旬~10月上旬
①植え付けからおよそ1ヶ月で、芽が10cmほどに成長します。
②勢いの良い芽を1~2本残し、不要な芽をかき取ります。
③株の周囲に化成肥料をまきます。1㎡当たり30gが目安です。
④クワなどを使い、株元に土を寄せます。
※1回目の追肥から2~3週間後、同じ要領で2回目の追肥・土寄せを行います
3収穫
春作:5月下旬~6月下旬秋作:11月下旬~12月上旬
①葉色が黄色くなってきたら収穫適期です。
②株元から7~8cmを残し茎を切り取ります。
③株元から20~30cmのところにスコップを入れ掘りあげます。
④収穫後、日陰で2~3時間ほど表面を乾かします。
日本の畑はジャガイモの栽培に適している?
日本のほとんどの地域の畑は弱酸性で、ジャガイモの栽培に適しています。強い酸性の畑の場合のみ、苦土石灰をまいてあげれば大丈夫です。
なお、アルカリ性に傾いた土では「そうか病」が発生しやすいので、まきすぎには注意します。
芽・緑化したイモは食べられない
ジャガイモの芽にソラニンという毒素が含まれているのはご存知かと思います。ジャガイモを日当たりのよいところに置いておくと、皮が緑色に変わる「緑化」という現象おきます。
この緑化したイモもソラニンを含み、食べると下痢や吐き気などの症状が現れるので、こうした部分は取り除いてから食べるようにしてください。
また、貯蔵の際は段ボールなどに入れ、日光の当たらないところで保存してください。
害虫
アブラムシテントウムシダマシ
病気
そうか病疫病
								



