よい土作りの前に、現在の土の状態がどのようになっているか知っておく必要があります。
本項では、土の状態を把握するための方法をご紹介いたします。
水はけ具合の確認
まず、雨上がりの晴れた日に土を掘り、適当に水分を含んだ土を握り締めます。土が塊になって指で押しても崩れない場合は、水はけが悪い状態です。
この場合、パーライトや川砂を混ぜ、通気性・排水性をよくします。
土が塊になり、指で押すとすぐに崩れる場合は、水はけがちょうどよい状態。
土が塊にならずにサラサラしている場合は、水はけが良過ぎる状態です。
この場合は、バーミキュライトや赤玉土を混ぜることで保水性が高まります。
酸性度をチェックする
基本的に日本の土壌は、石灰岩地帯などを除いて酸性の場合がほとんどです。ですので、たいがいは酸性具合をチェックすることになります。
酸性土壌を見分ける方法は、以下のようなものがあります。
・pH試験紙を使う
・市販のpHメーターを使う
・アースチェック液を使う
・雑草で判断する(オオバコ、ツクシ、ヤマユリ、ヨモギなどが生えていれば確実に酸性)
pH試験紙mが安価で扱いやすいかと思います。
pHメーターは高価なものも多く、それほど出番は多くありません。
本格的に始めたい時に検討するのがよいのではないでしょうか。
利用方法や使用期限などは製品によって異なりますので、説明をよく読んで使用してください。