特徴
暑さに強く、初心者向きの野菜「サツマイモ」。食物繊維とビタミンCが豊富、その美容効果で女性にも高い人気があります。
生育適温が25~30度と高温を好み、上部なので育てやすい野菜の代表格です。
また、やせた土地でもよく育つという初心者向けの野菜です。
- 育てやすさ
- ★★★★★(簡単)
- 収穫量目安
- 1株800g~1kg
- 生育温度
- 25~30度
- 畝幅
- 60~80cm
- 株間
- 30cm
栽培のポイント
日当たり、水はけの良いところに「さし苗」を植えて栽培します。植え付けから1週間程で発根しますが、乾燥した日が続くようであれば水を与えます。
肥料をまきすぎると「つるボケ」になってしまうので、気をつけてください。
つるが繁茂しすぎて他の野菜の畝に侵入した場合は「つる返し」を行います。
栽培カレンダー
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育て方
1植えつけ
5月中旬~6月中旬①畝を立て、マルチを張ります。
②マルチの上から棒などを斜め45度にさし植え穴をあけます。
この際、苗の先端が太陽の方向に向くように穴をあけて下さい。
③植え穴に「さし苗」をさして植えつけます。
節から出る根が芋になるので、3節埋めれば3個、4節なら4個の芋が収穫できます。
※マルチを張らない場合は、「水平植え」や「船底植え」をしてもOKです
水平植え
畝に深さ5cmの溝を掘り、苗の葉が外に出るよう水平に寝かせて植えます。船底植え
苗を下にカーブをつけるように寝かせて植えます。葉とつる先を地上に出すようにします。
2除草・土寄せ
6月上旬~9月中旬①雑草に畑の養分を奪われないように、見つけ次第除草します。
②マルチを張らない場合は、株の周囲を軽く耕し土を寄せます。
3つる返し
植え付け2ヶ月後から①畝の上や菜園の空いてる方向へつるを返すように動かします。
②この時点で葉色が薄いようであれば化成肥料を1㎡あたり20gほどまきます。
4収穫
マルチ有:9月下旬~マルチ無:10月上旬~11月下旬
①つるを切り、マルチを取り除きます。
②株から少し離れたところにスコップを入れて掘り起こします。
③収穫後、4~5日ほど陰干しします。
自分で苗を作る
①植え付けの2ヶ月前に好みの食用サツマイモを用意します。②黒斑病予防のため、サツマイモを47度のお湯に30分間浸します。
③プランターや発砲スチロール箱の底に鉢底石を敷き、培養土をいれてサツマイモを並べます。
④芋の上に培養土をかぶせ、たっぷりと水をかけます。
⑤つるが20~30cmほどの長さになったら下の葉を2枚残して切りとります。
残った茎からはまた苗ができます。
⑥日の当たらないところに3~4日ほど置き、「不定根」が伸びかけてきたら「さし苗」として植えつけます。
害虫
コガネムシの幼虫ネコブセンチュウ